手筒花火の吹き出し

具体的な設定例

手筒花火（普通の撮影環境）

手筒花火の軌跡を強調したい場合

暗い場所で手筒花火を撮影する場合

手筒花火を撮影する際は、花火の明るさと動きをうまく捉え、周囲の暗さをうまく表現するための設定が重要です。手筒花火は通常、比較的小さな範囲で爆発し、光の軌跡や煙の動きが美しく撮影できます。

以下は手筒花火の撮影に適したシャッタースピード、F値、ISO値の設定例です。

1. 手筒花火の撮影設定

● シャッタースピード: 1/60秒〜1/125秒

1/60秒〜1/125秒

手筒花火の光跡をきれいに捉えつつ、周囲の暗い背景を保つために、この範囲が適切です。
手筒花火は比較的短い時間で光を発するので、シャッタースピードを速すぎると光跡を捉えることができません。

長時間露光

花火の光跡を強調したい場合は、1/30秒〜1秒の長時間露光にして、光の軌跡を描くように撮影することもできます。
花火の発光が強いため、光が流れるような美しい効果を得られます。

● F値: f/4〜f/8

f/4〜f/5.6

手筒花火の中心部分や光跡にピントを合わせたい場合は、少し絞ってf/4〜f/5.6程度に設定します。
これで被写体をシャープに保ちながら、背景を若干ぼかすことができます。

f/8〜f/11

手筒花火の全体的なディテールを捉えたい場合は、絞りを深く設定して、焦点深度を広くすることも検討します。
この場合、背景がよりシャープに映ることがあります。

● ISO値: ISO400〜800

ISO400〜800

手筒花火は非常に明るい光源であり、比較的暗い環境で撮影することが多いですが、ISOを低く設定してノイズを抑えることが重要です。ISO400〜800の範囲で撮影することで、十分な明るさを得ながらノイズを最小限に抑えることができます。

ISO1600以上

明るさが足りない場合や暗い場所で撮影している場合は、ISOを上げて対応することができますが、ノイズが気になる場合は、なるべくISOを低めに設定し、シャッタースピードやF値で調整するようにします。

シャッタースピードが遅くなることが多いため、カメラのブレを防ぐために三脚を使用するのが必須です。

手筒花火の光跡を強調するためには、長時間露光を活用します。花火が始まる前にシャッターを切り、花火が上がる瞬間まで露光を続けることで、動きが表現された写真が撮れます。

オートフォーカスではうまくピントが合わないことがあるため、マニュアルフォーカスでピントを合わせることが大切です。特に暗い環境で撮影する場合、事前にピントを合わせておくとスムーズに撮影できます。

手筒花火は非常に明るい部分と暗い部分のコントラストが強いため、露出補正を使って適切な明るさを調整します。特に光が強い部分で白飛びしないように補正をかけましょう。

手筒花火の煙が魅力的に映るように、煙の流れを意識して構図を決めます。煙が流れる方向に空間を作ると、よりドラマティックな効果が得られます。

手筒花火は独特な光と動きを持っているため、その美しさを捉えるためには、適切なシャッタースピード、F値、ISOの設定とともに、光跡や煙を意識した撮影が重要です。
設定を調整して、素晴らしい手筒花火の写真を撮影してみてください！

参考写真

準備中