具体的な設定例
フラッシュあり・玉ボケ重視
シャッタースピード | 1/200秒 |
F値 | f/2.0 |
ISO | ISO200 |
フラッシュ | マニュアル(1/8の光量) |
背景も少し見せる場合
シャッタースピード | 1/160秒 |
F値 | f/4 |
ISO | ISO400 |
フラッシュ | マニュアル(1/4の光量) |
雪景色で玉ボケをフラッシュ撮影する際は、フラッシュを活かして雪の輝きを引き立たせながら、背景を美しくぼかす設定がポイントです。以下に推奨する設定を示します。
1. シャッタースピード
● 1/125秒〜1/250秒
フラッシュ撮影では、カメラとフラッシュの同期速度に依存します(通常は1/125秒〜1/250秒)。
この範囲で設定してください。
シャッタースピードを速くしすぎると、フラッシュが正しく反映されないことがあります。
2. F値
● f/1.8〜f/2.8(広い絞り)
背景の雪景色をぼかしながら、手前の玉ボケ(雪の反射光やフラッシュで光る雪の粒)を際立たせたい場合に最適。
背景も少し残したい場合はf/4程度まで絞ると良いです。
3. ISO値
● ISO100〜400
フラッシュを使うため、低ISOで十分明るさを確保できます。
ノイズを最小限に抑えるため、できるだけ低ISO(ISO100〜200)を目指します。
4. その他の設定
フラッシュ設定
- マニュアルフラッシュ
発光量を適切に調整(1/16〜1/4程度から開始)
自然な仕上がりになるよう調整してください。強すぎると雪が白飛びします。
- ディフューザー使用
柔らかい光で自然な雪の質感を表現できます。
フォーカスモード
- マニュアルフォーカス(MF)
雪が動いてオートフォーカスが迷いやすい場合に有効。
手前の雪や玉ボケに焦点を合わせることで、より効果的な写真を撮影できます。
ホワイトバランス
- フラッシュモードまたはオート
雪の白さを自然に見せるため、フラッシュに合わせたホワイトバランスを設定します。
レンズ
- 明るい単焦点レンズ(50mm f/1.8や85mm f/1.4など):
玉ボケを引き立たせるため、広い絞りが使える明るいレンズが適しています。
撮影距離
玉ボケを大きくするには、被写体と背景の距離を十分に取ることが重要です。雪の粒にピントを合わせつつ、背景をぼかしましょう。
5. 撮影時のポイント
雪が反射しやすい点に注意
フラッシュの直射を避け、ディフューザーやバウンスを活用することで柔らかい光を作ります。
玉ボケのサイズ調整
F値を調整して背景の玉ボケを大きくしたり、小さくしたりして、好みの雰囲気を探ります。
構図の工夫
手前の雪粒をフラッシュで強調し、奥にぼけた雪景色を配置すると、立体感のある写真が撮影できます。
この設定で、雪景色の美しい玉ボケ写真をフラッシュ撮影で実現できます。環境光や雪の状況に応じて微調整してください!
参考写真
ILCE-7RM3
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
F3.2 5sec ISO100
Strobe Godox TT685S
ILCE-7RM3
SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM
F4.5 30sec ISO100
Strobe Godox TT685S
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