具体的な設定例
晴天の徒競走
シャッタースピード | 1/1000秒 |
F値 | f/4 |
ISO | 200 |
曇りのリレー
シャッタースピード | 1/500秒 |
F値 | f/5.6 |
ISO | 400 |
室内(体育館)での競技
シャッタースピード | 1/250秒 |
F値 | f/2.8 |
ISO | 800〜1600 |
運動会の撮影では、動きの速い被写体を捉えることが求められます。被写体を止めるのか、動きを表現するのかによって設定が異なりますが、基本的な設定は以下の通りです。
1. 被写体を止めたい場合(躍動感を止めるシャープな写真)
● シャッタースピード: 1/500秒〜1/2000秒
→ 走る子どもや速い動きでもブレずに撮影可能。
● F値: f/2.8〜f/5.6
→ 被写体を際立たせるため背景をぼかす。明るいレンズが有利。
● ISO値: ISO200〜800
→ 晴天ならISO200で十分。曇天ではISOを少し上げて光量を補う。
2. 動きを表現したい場合(スピード感のある写真)
● シャッタースピード: 1/30秒〜1/250秒
→ 被写体に合わせてカメラを動かす「流し撮り」で動きの躍動感を表現。
● F値: f/8〜f/11
→ 被写界深度を深くし、背景や動きの線も鮮明に。
● ISO値: ISO100〜400
→ シャッタースピードが遅めなので低ISOでも十分。
3. 全体の雰囲気を撮影したい場合
● シャッタースピード: 1/125秒〜1/500秒
→ 集団での動きや、競技全体の雰囲気を抑えられる。
● F値: f/5.6〜f/8
→ 手前から奥までピントを合わせる。
● ISO値: ISO200〜800
→ 天候や光の強さに応じて調整。
4. ポイント
- 連写モードを活用すると、決定的瞬間を捉えやすい。
- 被写体にピントを合わせやすい**AF-C(コンティニュアスAF)**モードを使用する。
- 明るさが足りない場合、ISOを上げることを優先し、シャッタースピードを落としすぎないように注意。
運動会の活気や子どもたちの表情を引き出す設定を意識しましょう!
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