具体的な設定例
晴天の走行中の電車
シャッタースピード | 1/1000秒 |
F値 | f/5.6 |
ISO | 200 |
曇天の流し撮り
シャッタースピード | 1/60秒 |
F値 | f/8 |
ISO | 400 |
夜間の停車中の電車
シャッタースピード | 5秒(長時間露光) |
F値 | f/11 |
ISO | 800 |
電車を撮影する際は、静止した電車を撮るのか、走行中の電車を捉えるのかで設定が異なります。
以下にシーン別の設定例をまとめました。
1. 静止している電車を撮影する場合
設定
● シャッタースピード: 1/125秒〜1/250秒
→ 手持ち撮影でもブレにくいスピードを確保。三脚使用時はさらに遅くてもOK。
● F値: f/8〜f/16
→ 電車全体にピントを合わせるため、被写界深度を深く設定。
● ISO値: ISO100〜200
→ 明るい日中であれば低ISOで十分。暗い場合はISO400〜800。
2. 走行中の電車を止めて撮影する場合
設定
● シャッタースピード: 1/500秒〜1/1000秒
→ 電車の動きを止めてシャープに写す。速い電車の場合は1/1000秒以上推奨。
● F値: f/5.6〜f/8
→ 被写体にピントを集中させる。背景を少しぼかすことで電車を引き立てる。
● ISO値: ISO200〜800
→ シャッタースピードを速くするため、必要に応じてISOを上げる。
3. 電車の動きを表現する場合(流し撮り)
設定
● シャッタースピード: 1/30秒〜1/125秒
→ カメラを電車の動きに合わせて振ることで、背景が流れるような動感を表現。
● F値: f/8〜f/11
→ 電車全体にピントを合わせつつ、動きの中でも被写界深度を確保。
● ISO値: ISO100〜400
→ 流し撮りではシャッタースピードが遅いので、低ISOでも十分。
4. 夜間や暗所での電車撮影
設定
● シャッタースピード: 1/125秒〜1/250秒(走行中の場合)
→ 暗所でもブレない速さを確保。三脚使用なら長時間露光も可。
● F値: f/2.8〜f/5.6
→ 光を多く取り込むために開放値を使用。
● ISO値: ISO800〜3200
→ 暗所では高ISOを活用。ただしノイズに注意。
5. ポイント
- 連写モードを活用し、動く電車の決定的瞬間を狙う。
- 三脚を使うと構図が安定し、シャープな写真が撮れる。
- 光源や背景を意識して、ドラマチックなシルエットや反射を狙う。
電車の動きや雰囲気を楽しみながら、設定を調整して撮影を楽しみましょう!
ILCE-7RM3
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
F16 1/800sec ISO400
ILCE-7RM3
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
F11 1/400sec ISO400
ILCE-7M3
SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM
F16 1/800sec ISO1000
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